登録販売者の試験対策 ②
2.とにかく慣れる
試験を受ける前提が各々で異なるので、一概には言えないのですが、登録販売者というものに「とにかく慣れる」ことが肝要かと考えます。
薬局やドラッグストアで働いていれば、普段からその環境にいるので、とても有利ですね。(普通そういうものか)
私は自分の院があるので、そういうわけにはいかず、テキストのみでの独習しました。
ただ、過去に解剖学・生理学の教育を受けているので、2章「人体の働きと医薬品」に関しては、少し有利だったかなと感じています。
逆に、これまで全く医療系の事柄に関与してこなかった場合は、ちょっと真剣に取り組まないと、しんどいんじゃないかなぁと思います。
試験を受けた感想ですが、さすがに県が実施する試験だけあって、しっかりした内容の問題だなと感じました。(令和2年度の合格率は約35%)
柔道整復師・鍼灸師共に、薬学に関しての教育は無いので、私の場合、3章・5章はやはり苦戦しました。
薬の成分と作用を覚えるまでに、とても時間がかかり、試験を受けるまでに全部覚えるのは、さすがに無理でした。(それでも試験は何とかなる)
私自身、いわゆる「語呂合わせ」が苦手で、「エピソード記憶」というか、何かに関連させた方が覚えがいいので、自分の症状に合わせた薬を買ってきてみたり、家族が使っている薬のビンを見てみたり、ドラックストアで眺めてみたりとか、とにかく様々な薬に触れることをやりました。
ちなみに5章「医薬品の適正使用・安全対策」は一般薬に入っている取扱説明書に関する設問なので、取説もよく見るようになりました。
テキストの羅列した文書を読みこむより、現物と照らし合わせながらテキストを参考にした方が、記憶に残りやすいようでした。
登録販売者試験は、基本的に暗記ものなので、とにかくひたすら覚えるという作業になります。数多く知ることが点数につながる。
暗記ものが得意だったら、そんなに苦労しないかもしれないですね。
(つづく)